柿渋とはどんなもの?

「柿渋(柿タンニン)」とは

渋柿の未熟果を擦り潰して搾汁して、発酵させ濾過したものを「柿渋(かきしぶ)」と言います。

 

kaki

柿渋液の中に含まれる「柿タンニン」には防水、防腐、防虫効果があり、昔より柿渋は防虫効果を期待して家具などに塗られたり、漆塗りの製作過程でも使用されたりしていました。

 

また、補強材として布や紙に塗って使われることもありました。
柿渋は漢方薬としても用いられ、血圧降下剤としてや、 火傷の塗り薬、二日酔いの薬などとしても活躍してきました。

 

タンニン、カテキン、アントシアニン・・・これらは「フラボノイド」の種類で、老化の原因となる活性酸素と戦う抗酸化物質で、発酵茶や赤ワイン、緑茶などに多く含まれています。

 

柿渋に含まれる柿タンニンは、なんと赤ワインやお茶の約100倍のフェノール類を含んでいる事が判っています。

 

また、柿タンニンには、蛋白質を凝縮させる効果もある為、古来から火傷の治療薬や、マムシの蛋白毒の解毒剤としても使われていました。

 

最近では、この収斂作用を応用して、肌のたるみを引き締める化粧品が作られたり、細菌の増殖を押さえる効果を利用して、口臭除去剤などの商品が開発されています。

柿渋の人体への働き

「柿渋(柿タンニン)」が人体に対してどの様に有用なのでしょうか。

 

コレステロールや血圧を低下させる

柿渋タンニン(柿渋ポリフェノール)は血中の悪玉コレステロールそのものを減らすように働いて、高脂血症を防ぎます。
高脂血症は動脈硬化の悪化因子であり、コレステロールを下げることで、動脈硬化を予防し、更には血圧を下げます。

 

血液を綺麗にする

柿渋タンニン(柿渋ポリフェノール)は、悪玉コレステロールそのものを減らすうえに、活性酸素による血中脂質の酸化作用を防ぎますので、血管内壁がプラーク(脂質などの貯留したもの)で肥厚し、血管内腔に盛り上がって血管がせまくなって、血流が悪くなったり、詰まったり、血管が破れるのを防ぎます。

 

全身の血流がスムーズであれば、円滑に末梢細胞の必要な栄養や酸素が供給され、老廃物を運び去る事ができます。
結果として、身体全体が活性化され不調も改善されます。

 

脂肪の酸化抑制効果

柿渋タンニン(柿渋ポリフェノール)には、脂肪の酸化を防ぐ働きがありますので、血中の脂質である「コレステロール・中性脂肪」などと活性酸素が結びついて悪玉過酸化脂質ができる事を抑える事が出来ます。

 

悪玉過酸化脂質は体の老化と関係が指摘されており、老化のスピードをゆるめ(シワ・白髪)、内臓の機能が衰えたり、ガン化していくのを抑える事が期待できます。

 

余分な活性酸素の除去 (スイーパー)

柿渋タンニン(柿渋ポリフェノール)は、活性酸素を取り除く強力な、抗酸化食品です。
癌を含む色々な病気や老化と活性酸素の関係が言われており、これを除去する強力な力を持つ柿渋を取る事で、、病気になりにくく、若々しい体でいる事が出来ます。

 

高血糖抑制

血糖値が上がると、すい臓がインスリンの分泌を分泌して血糖値を下げています。膵臓に過度の負担をかけるとインスリン分泌能が低下して糖尿病を発症する可能性があります。
柿渋は血液の浄化により、血糖値を下げ、糖尿病の発症を防ぐことができます。

 

毛細血管の老化予防

柿渋タンニンは、フラボノイドの一種である「ルチン」という物質と類似した化学構造をしています。
この「ルチン」は毛細血管の老化を防ぎ、高血圧を防止する働きがあり、現在血管補強剤、毛細血管止血剤として、高血圧治療に利用されていますので、同様の効果が期待できます。

 

二日酔いの防止・緩和

二日酔いの原因はアルコールが分解して生じるアセトアルデヒドです。
柿渋タンニンは、このアセトアルデヒドと非常に結びつきが強く、体内に残留するアセトアルデヒドを除去し、二日酔いを防ぎます。

 

口臭予防

フラボノイドは口臭に効果的だということは広く知られており、柿渋タンニンはこのフラボノイドの一種です。
非常に多くのフェノール基を有していますので還元性が強く、口臭防止、脱臭に効果的です。

 

発がん抑制効果

柿渋の含まれる柿タンニンには発ガン抑制効果が言われており、ガンの増殖に抑制的に働くといわれています。

 

細菌やウイルスの増殖抑制

柿渋に含まれる柿渋タンニンには、抗菌作用と解毒作用があります。
そのため、食中毒防止、虫歯予防、口臭予防、風邪予防などに効果があります。

 

※引き続き「柿渋石鹸に加齢臭消臭効果は期待できるのか」もお読みください。


 
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